この自由は詩う

今、このときをうたふ。

2022-01-01から1年間の記事一覧

味わい

わからないものにはわからない。 いやわからなくていい。 P.S. そうとうにわかっていたこと。

雪花の如くに

ここに身をまかせたらいい。 してその雪中に雪花の如く咲き誇ること。 P.S. 問題はなにひとつない。

この未知に充ち満つる

そうときには。 この前に表れたる吹雪に身を投じ、 深雪に生れたる山々をひたすらにかく。 とそれも清々しい。 P.S. そういずれにあれ清々しい。

大悟後の修行は厳しいのか?

いや用向きもなくここでこと足りる。 してやはり油断なくあることだ。 P.S. そう特別なことじゃない。

これは常にともに一緒に

そう今もはやひとり。 P.S. そうしてここは至福だ。

光とはなんだろう?

いや光は光だ、以上。 P.S. してやはり人間ではない。

冬日にかげろふ

冬至近し。 まさしく冬の風に吹かれて 透明の翅をした美しき蜉蝣は ここにやってきた。 してそのさながら春の日の光景を ただ愛おしく眺めた否、 ならぬ陽炎だ。 そうこうしてありながら、 このいかようにも表われたる 自由の詩にまたはこのひとつの光に つ…

霊止は生きる

そうヒトは生きる。 つまり人間は生かされ、 人間でないものは生きている。 して無論これは生きている。 そうしてこれこそが生かしている。 P.S. そう人間は生かされている。

灯は照らす

して光はただ広がる。 P.S. そうしてただ静寂はある。

眞の太陽

太陽は十の天体を従える。 してさらに十二星座も引き連れて その光を以て全てを照らし ときには闇をも明らかにするが、 実はなにも知らないまま ただひたすらその役割に徹し、 また驕ることや卑下することもなく、 あるがままそのまま飾らないまま 淡々と直…

ほたる

冬の蛍らの舞う夜。 そう音もなく舞いながら いかにも漆黒の闇に白く光り、 儚くとも次々と次々と舞い降りる。 なのにあたたかいのはなぜ? P.S. それはまま光だからさ。

いやこれはあくまでも方便だ。 この女はつまりはそこにはなく、 してその世にはなにも誰彼もない。 そう人間は生まれてはいない。 そう実は本当は生まれてはいない。 P.S. ただしこの女は実は本当に生まれた。

祈り

それは眞の意に乗ること。 いや慈雨はまさにこれが為に あらゆるものにより起こるから、 この女は天地自然にこそ愛を貫き ただただ微笑むことだろう。 そうなるようになる。 P.S. しかしてこれもともに微笑む。

近き来冬に

この女子はあるがままあるだろう。 そう今や四年目になる 世間の絵空ごとからこそ離れて、 この女はいつどこにあろうと いわゆる予防対策のなにも 一度としてしなかったが、 して寧ろかなにも問題はなかった。 いや科学的根拠の云々やら そうしたものの以前…

その音を聴く

それは微かな身体の声のこと。 いや身体とは全体だ。 そうこの無限たる宇宙と 常に有機的に繋がっている。 つまりその響きに、 ただただ応じることこそが生だ。 してその基礎にありての戯れ。 P.S. そう祈りならぬ意乗り。

読んで字の如し

いや一体感とは何か? そう身体を通して起こる。 して心や頭または 感情は思考さらにマインドは あくまでもその後を追うものだ。 しかして油断なくあること。 P.S. いや天国と地獄は同じだ。

死を超越したなら

黙ることが出来る。 そうただ黙ることが出来るだろう。 さらに名乗れるはずがないから、 自ら名乗ることはないだろう。 してまさか境界線はもうけないだろう。 P.S. してやはり静かだろう。

鵜呑みにはしないこと

正道は内にこそ在る。 いやこれは日記のようなものと そのようにいふほかないし はたまた名乗ることもしない。 しかして鵜呑みにはしないことだ。 P.S. そう正道はその五五にこそ在る。

天地は生命はひとつ

ただ世はもはやおもてなし。 P.S. いやものの哀れよ。

なまけものには

実はキリスト教が向いている。 いや胸の前でその右から左へと 先ずは眞直ぐに横軸をひく。 してその次その頭上の 天頂から眞直ぐに その丹田に向けて縦軸をひくそうだが、 順序だけは間違えてならない。 そうつまるところは 地が悉く平らかでなくてはならな…

沈黙を破る

愛したことのあるものは幸いだ。 そう本当に誰かを愛したことがあるのなら 哀しみを無力を知っているはずだ。 して止まない悲しみを知っているはずだ。 だからこの道を淡々とゆく。 P.S. そうただ笑いながら。

初体験

晩秋の青空に見守られ。 子はこの大地に母に この落葉した紅葉モミジに ありとあらゆるこのなにもかもに まさに支えられながら臨んだ。 そう鼓動と少しの震えとともに この一瞬一瞬をぬかりなく 天地いっぱいにこの手鋏を伸ばして 來る春の準備をした。 して…

自由

無から生まれるものとは無色透明だ。 してその白黒に折にふれ人間は、 その好き勝手に色をつける。 いやそれまた不自由の自由だ。 P.S. そうこれは自由をただ謳歌する。

これでいいのだ。 そういつの世にあろうと この空高く飛翔するのみだ。 ありがとうもいらない。 P.S. ただ、ありがとう。

一石を投じた

ただそれだけのことだ。 してここは静かだ。 P.S. そう池に一石を投じただけのことだ。

ただより高いものはない

これに尽きる。 そうまさしくも自然だ。 とはいえ日本では、 もはや拝金主義や功利主義が その幅をきかせ大方を占め、 ひいてその肉体と同一化している人間は はたまた先導している有名人は、 外道にその精神を乗っ取られている。 して当然の|だ。 ただし蓮…

そうしてわかっていること

そう木の葉は枝葉は花実ではない。 してまたもやここを本当の一を忘れる。 P.S. して眺めもいいのだろう。

春のような日に 続篇

やはり人間は氣づかない。 いや春のような日の光景には 能動的な死と受動的な死があった。 そう人間は生への愛をさも流暢に語るが やはり知らないものについては 語ることが出来ないのだろう、 全くも死への愛は語らない。 して日本では数多くの未悟者が 教…

春のような日に

雲ひとつない空。 ある住宅街の一角の 今や落ち葉の敷き詰められた庭で、 さくら猫の三毛の母猫は そのまだ一歳に満たないだろう子猫は ときに喉を鳴らしながら戯れた。 いや金白の毛をした子猫は まるで獅子のように勇ましく、 次はハナミズキの樹に登らん…

死中にこそ

そう死のなかにこそ生はある。 して、生きながら 死人となりてなり果てて おもふがままにするわざぞよき、 そこに神とひとつになる道がある。 そう瞑想においてこそ 全体に活かされるものとなり、 ひいてなるようになるといふことだ。 いや抑もその愛また瞑…