この自由は詩う

今、このときをうたふ。

2023-01-01から1年間の記事一覧

眞如の自然、

にきづくはすくなし P.S. しかし闇世に白雪は光る。

自然ははぐくむ、

このしゆうはうたう P.S. してこれは自然と共にいる。

あの忍びは二度は死に、

いや女もまたその様に生まれり P.S. 然り、その次第よ。

まさかこの詩

すらも余韻よカスかな いや誰にもあしたさえを 知るよしすらなくとも しして死に生まれる してわれはなり。 P.S. いや眞のうたはその様にあるのよ。

本当の自由、

に見えるのは光りのよ あわれかただそれだけ哉 いや実感したものには見える。 P.S. しかして美しい女は水滴り。

実在に我はなし、

つまり烏衆のまる外に いるただただ独りよ P.S. いなやガはじんかんにある。

いま朝もやの

今日はいずこか直向きに ままのたりのたりかなとな P.S. いや今日は晴れそうな氣はしたり。

ふいの闇

ふとも月はたまた宵 の明星はきらりひかるよ あたかも月は母かな愛しい子と ひかる父はやはりほほえむ 無論これ微笑む。 P.S. いやまさに日月の目合うは金となり。

まさに

うたは見たその ままをかそのものに 自己知にぞ語りかけたり 然りまま記す。 P.S. つまりうたは見える。

I は

自由そのものよ かたなくもままよしと なりたらば自由なり いや自然なのよ。 P.S. してこの自由は何も信じない。

自由この

アイの場所は日のもとの、 いなやちまたの地図にはないよ さに自由なるIは一に久遠の 時をこえしなやかに露わる P.S. いやまま一はココなり。

ここにこそ

自由このIは属する P.S. まさにここに月を照らす光あり。

ただ己の答えを

尽くすのみまさに是に ここは相応しいのよ P.S. いや兎に角まずはここに坐る。

そのあくまで飾ら

ない奏鳴曲の調べたれ ただのひと自ら由り なるようになる。 P.S. いやにんげんは不自由をよしとする。

ついてここは

そのにわはまさに生命の 歌ごえのひびくところかな まさか絵空事や世間のない野よ。 P.S. ひそかに歌はなり鳴る。

問ふのなら

いかにして生きるかより それは美しいのかこれは問ふ いや眞は清く美しい。 P.S. してここはただ今、閑かなり。

否、

君が本当の自由なら やはり黙るだろうしうたふだろう そう君が眞の光ならただただ うたひただ笑ふことだろう P.S. いや夏は暑くも清々しい。

この

ちをならす一滴一息 よのあらゆるものを新しめもす P.S. いついかなるときも淡々と淡々と。

これは

駱駝やら獅子にあらず と結局そのようにいふほかない ひまつぶしやら憂さ晴らし するようないとまなし いまいま油断せず P.S. やはり教えるようなことはない。

雨は止む

それさえ知っていたら 何れにせよ大して問題なし しかしよくもまあしゃあしゃあと 誰何におしえる不可欠のあるか P.S. いやはや雨もまたよい。

窓越しの世

うたにつれうたはよに いかなる歌に幸せはつれる 世間あれよとさまがわる いや世はのらりくらり ことわりつきを為す P.S. いやこの世のありて世間あり。

子らの戯れは

あまつかぜのごとくに ふいてはらい爪痕はなし P.S. ままお互いに快いものよ。

ある詩人かく語りき

むかしばなしにわく世 詩のみかな前向き 無からよ。 P.S. して今日は大地と歌うよ。

おいてなおもおい

それといたづらにいふ 魚心ありて水ごころ #水心ありて魚心 まま雨もよし。 P.S. やはりここは清々しい。

今や過ぎたる風

つかむその手を放せ のこり香にすら 意味はない ただ前を見る。 P.S. やはりただ前こそを見るべし。

あをによし

この庭に咲く 花にほふが如く いまかぜ爽快なり ひの元の奏鳴曲 (ソナタ) は鍵 風とともにいまひとり ただ笑ふほかなし P.S. いやそもそもがわかるはずなきことよ。

春夏秋冬

そのはな花とも わからぬから咲ふ 果然ほかなし P.S. いや風吹かば吹け雨降らば降れ。

さくら

今や散りゆく そのさまにその なにを知り吹聴す ただひらはら 聞こえる声なし P.S. いかにも音もなくあれよあれよや。

あゝ

無常ひとまずお茶 いつの世も ここのたりかな 風を待つのみ P.S. いや是まさに慈雨なり。

火水風や

いまにましまし こここのまにまに 風吹きたるも形無し #時雨れるもかた無し P.S. いや慈雨もまた方無しお陰さんや。